税理士 松土郁元 のブログ


プロフィール

松土 郁元

Author:松土 郁元
昭和45年4月2日生まれ、おひつじ座、B型、横浜生まれ、小田原(神奈川)、藤枝(静岡)育ちの42歳です。やっとのことで、娘を授かり、育児真っ只中です。
平成7年税理士法人トップ会計事務所の前身、増山会計事務所に入社してから17年が経過致しました。
平成18年4月に税理士法人トップ会計事務所 浜松事務所の責任者から平成21年12月に川崎中央事務所の責任者として戻って参りました。「自ら出来ることを精一杯やる」をモットーに、スタッフの皆と出せる力を精一杯出して、頑張る所存です!



カレンダー(月別)

06 ≪│2018/07│≫ 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -



全ブログのタイトル表示

全タイトルを表示



カテゴリ



最新記事



月別アーカイブ



リンク

このブログをリンクに追加する



ブログ翻訳



カウンター



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


会社の借入能力はどれくらいか?
今回は、「会社の借入能力はどれくらいか?」と題して、自社にどれくらい融資してくれるかを知る方法を三つの視点から捉えてみます。

●損益計算書から返済能力をみる
長期借入金の返済原資は、何から生まれるのでしょうか?
それは、損益計算書の末尾にある「当期利益」と現金の支出を伴わない「減価償却費」との合計額つまり「キャッシュフロー」から生まれます。

ちなみに、このキャッシュフローから配当金の支払いや設備投資を差し引き、売掛債権・棚卸資産と買掛債務等の差である運転資本の増減額を調整したものが、「フリーキャッシュフロー」です。これが、厳密な意味でのキャッシュフローとなり、借入金の返済原資となります。ここでは、それらを考慮しない簡便的なキャッシュフロー(当期利益と減価償却の合計額)でお話します。

このキャッシュフローの範囲で、長期借入金の年間返済額がまかなわれているかどうかみます。もし、このキャッシュフローが長期借入金の年間返済額に満たないことがあれば、いずれ現金預金が減少し、立ちゆかなく恐れがあります。ただそうした状況でも、利益が今後、期待でき、増加する見込みがあれば、悲観することはありません。

どれくらい借入できるかみる方法は、このキャッシュフローの10倍程度とみます。換言すれば、借入総額をこのキャッシュフロー(年平均)で、10年かかって返済できるくらいの金額まで借りられるということです。

計算式は以下の通りです。
  有利子負債 ÷ キャッシュフロー(年平均) = 返済可能年数(10年) 

●貸借対照表から自己資本をみる
金融機関が、会社の貸借対照表をみて、債務超過の状態(純資産の部がマイナス)では、基本的に融資してもらえません。
債務超過でないこと(自己資本がプラス)が融資を受ける絶対条件となります。
今後も債務超過がさらに進行するならば、それを補填するために借入を増やさなければなりません。そうなれば、いずれは倒産するわけですから、そんな会社に引続き融資する金融機関はありません。

その上で、金融機関では、貸借対照表上の資産の部にある数値を「正味資産」にして、貸借対照表を組替えます。具体的には、売掛金・受取手形・有価証券・棚卸資産・貸付金・土地・建物・ゴルフ会員権等のなかで、現金化することができないものやたとえ出来たとしても価値が下がっているものがあれば、減価させた金額で計上し、もう一度貸借対照表を組みなおします。

これを基に、自己資本比率(自己資本÷総資本)や負債資本比率(有利子負債÷自己資本)をみます。
この有利子負債つまり借入の限度額ですが、理想は自己資本の範囲ですが、現実的には2、3倍程度がメドとなります。
蛇足ですが、この自己資本比率は、少なくとも20~30%は維持したいものです。

●支払利息からみる
損益計算書で、支払利息を計上する前の利益(営業利益+受取利息+受取配当金)が支払利息をどの程度カバーできているかをみます。この割合を、インタレスト(利息)・カバレッジ・レシオと言います。

計算式は以下の通りです。
 (営業利益+受取利息+受取配当金)÷ 支払利息・割引料=インタレスト・カバレッジ・レシオ

金融機関としても、金利さえも支払うことができない会社に貸すわけにはいきません。
ですから、本業での利益がでていて、しかもその金額を上回ることが必要です。
さらに、この割合が、1.5倍以上を目標とします。

以上、今回は三つの視点から会社の借入能力をみる方法を述べてきましたが、一つだけの見方だけではその会社の借入能力を把握したことになりません。
実際のところ、上述した観点から会社をみて、かんばしくないケースや業績不振のケースでは、最終的に会社の借入能力は信用保証を含む担保価額から判断されることになります。ちなみに、現在、信用保証協会では、無担保保証の最高限度額は8,000万程度、創業資金で1,500万程度です。
スポンサーサイト


コメント

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


トラックバック





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。